羽毛布団といえば、高い布団というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。羽毛布団は、確かに他の布団と比べたら高額ですがたくさんの魅力があります。
現在、羽毛布団を使っていない方も布団を羽毛布団に変えることで、今より、もっとぐっすり眠れるようになるかもしれません。
羽毛布団の良さ
①保温性・吸湿性・放湿性に優れている
羽毛布団は、寝ている間に体から発生する水蒸気を吸収し発熱する性質を持っています。そのため、空気を含んだ羽毛布団は保温性が高く暖かいです。
②軽い
羽毛布団は、綿布団に比べると非常に軽いのが特徴です。そのため、寝ている間の体への負担が少ないですし、寝返りも打ちやすくなります。体への負担が少ないので睡眠の質の向上にも繋がります。
③メンテナンスが簡単
羽毛布団は、吸湿性、放湿性が高く湿気がこもりにくいです。そのため、羽毛布団は月に1〜2回干すだけで十分なのでメンテナンスがとても簡単です。
④長持ちする
羽毛布団は、ある程度高品質なもので適切なメンテナンスをしていれば10〜15年ほどは使えるといわれています。また、羽毛布団をリフォームすればより長く使うことも可能です。
⑤体にフィットする
羽毛布団は、体にフィットするので隙間ができにくいのが特徴です。冷気を遮断してくれて常に温かい状態を保ってくれます。
メリットが多い羽毛布団だけど、羽根でアレルギーを引き起こす恐れもあるので注意が必要。また、羽毛布団の中には、においのするものがあるよ。質の悪い羽毛や製造工程において洗浄や殺菌が行き届いていないものは、獣のような独特なにおいがすることがあるの。
羽毛布団 リフォームのサイン
羽毛布団は使い続けているうちにダメージを受けて購入した時に比べるとボリューム感がなくなったり、側生地が汚れてきたりしますよね。ここでは、羽毛布団のリフォームについてお話ししようと思います。
羽毛布団を使っていて、リフォームのタイミングがわからないという方も多いと思います。以下にまとめてみたのでチェックしてみてください。
⬜︎生地が破れている
⬜︎中の羽毛がへたってきた(ボリュームが戻らない)
⬜︎暖かさを感じにくくなってきた
⬜︎においが気になる
⬜︎中の羽毛が片寄っている
⬜︎生地の隙間から羽毛が吹き出している
⬜︎生地が汚れている
⬜︎ペットなどのトラブルがある(おしっこ、汚れ、破れ、におい)
⬜︎5年〜6年以上使っている
どれか一つでも当てはまれば羽毛布団のリフォームを考えてみてもいいかもしれません。
親からもらった婚礼布団だから長く使い続けたい。
いい値段で購入したから長く大切に使い続けたい。
家族が増えてベットのサイズを変えたから羽毛布団のサイズも変えたいんだけどリフォームでサイズ変更できる?
そんな悩みを持ってる人こそ、羽毛布団リフォームはおすすめ!
羽毛布団のリフォームをした方がいい理由3選
①大切な(愛着がある)布団を長く大切に使える
羽毛布団の寿命は使用状況や購入した羽毛布団の品質にもよりますが約10年〜15年といわれています。リフォームすることで大切な布団を新品のように甦らせることができるので、さらに長く使うことも可能です。
②新しく買い替えるよりもコストが安い場合がある
年々、羽毛の原価がさまざまな理由で高騰しているので羽毛布団の値段が上がってきています。そのため今使っているものと同じようなグレードの羽毛布団を購入すると思わぬ出費になってしまいます。だからといって、今使っているものよりもグレードの低いものを買うのも「前に使っていた布団の方が暖かかったな。」と後悔するかもしれません。
お店によって違いますが、リフォームは生地や羽毛の質などによって安いものから高いものまであります。相場、2万円〜10万円ほどのお店が多いと思います。
③環境にやさしい
日本全体で寝具は年間1億枚も廃棄されています。羽毛布団をリフォームして長く大切に使うことができれば環境にもやさしいですよね。最近では、ポリエステルや羊毛の布団を使っている人も多いと思いますが羽毛布団や綿布団はリフォームすると長く使えるのでコストを考えても結果的にお得なことが多いです。
羽毛布団のリフォーム工程
①お使いの羽毛布団を解体して中の羽毛を丁寧に取り出す
②取り出した羽毛を綺麗に個別洗浄
③洗い終わった羽毛を高温で乾燥・殺菌
④足し羽毛をして抗菌・防臭・防カビ加工
⑤側生地を手作業で縫製
⑥生地の中に羽毛を詰める
⑦検品し完成
リフォームをしてくれるお店によって多少のクリーニング工程の違いはあると思いますが、基本的に上記のようにリフォームされています。
私も2年ほど前に羽毛布団をリフォームしたけど、新品のように生まれ変わってふかふかになった布団をみて嬉しかったし、その日の夜に早速使ってみて心地よさに感動したよ。それに、簡単に買い替えるんじゃなくて長く大切に使うことの必要性を感じたかな。